UWB接近DX安全装置(Ultra Wide Band)

超広帯域無線(UWB)で、車両と作業員の接近を高精度で検知。現場の「気づき」による事故防止を実現します。

製品概要

UWB(超広帯域無線)を使った近接検知システムは、電波の時間差(ToF)を高精度に測定することで、数十cm〜数m単位の距離を正確に把握します。これにより、草刈り機やフォークリフトなど移動機械と作業員の接近をリアルタイムに検知し警報を出すことが可能です。

主な特長

  • 高精度距離測定:UWBのToF(Time of Flight)測定で、誤検知を抑えつつ正確に接近を把握。
  • 即時警報:作業員側デバイス(ブザー/LED/スマホ通知)および車両側のサイレンで注意喚起。
  • 多用途対応:草刈り接近警報、フォークリフト接近警報、重機周辺でのゾーン監視など。
  • 小型・低消費電力:長時間運用が可能で、装着性に優れる設計。
  • 導入しやすい運用:現場ごとの閾値設定、グループ管理、ログ取得に対応。

想定される活用シーン

草刈り作業の接近警報

草刈り機が近づいた際、作業者に音・振動で通知警告。視界不良や雑草で見えづらい環境で有効。
UWBを利用した草刈り作業安全装置

フォークリフト接近警報

 

倉庫や構内作業でのフォークリフト接近を検知。歩行者と車両の衝突リスクを低減します。

重機周辺ゾーニング

 

重機の周辺エリアを仮想的に設定し、作業員が侵入した際に即座に知らせます(危険エリア管理)。

UWBトリアージTAG(TAG用途紹介)

災害対応や多数の作業者が混在する現場向けに、簡易トリアージ用途として使える小型タグです。位置情報と接近情報を組み合わせ、優先的に確認すべき人の抽出や、現場内の混雑状況把握に役立ちます。

🚑 UWB応用トリアージTAGとは

災害現場や林業・建設などの危険作業現場では、救助や応急対応の迅速化が重要です。
「UWB応用トリアージTAG」は、被災者や作業員の状態(重症度)をわかりやすく色で表示し、その情報を無線で自動送信することで、現場の安全管理と救助活動を効率化するシステムです。

これまでのトリアージは、傷病者の状態を目視で判断し、手書きで記録することが主流でした。
UWB TAGで救助後に紙TAGに記載!

🔍 主な特徴

■ 状態を色で即表示
赤点灯(重症・要救助)
黄点灯(中等症・治療必要)
緑点灯(軽症・歩行可能)
ボタンを押すだけで、「」と切り替わります。
■ UWB通信による高精度な位置把握
  TAGは約10秒間隔でUWB電波を送信
  現場の受信機が位置情報と状態を収集します。
  GPS座標や距離情報も同時に送信可能。
 (屋内などGPSが使えない場合にも対応を検討中)
 現場車両・指令所で一括管理
 受信機を作業車両や防災PCに搭載。

  • BluetoothまたはUSBで接続し、地図上でTAGの位置と状態をリアルタイム表示。

  • 例:Dell Pro Rugged 14など、防災・屋外仕様PCで運用可能。
    ■ 実用性を重視した設計

    • ボタン電池駆動で、長期間使用可能。

    • 電池交換の容易さや現場操作性を考慮した形状設計。

      • 強靭なアンテナ一体型構造。💡 活用イメージ
        • 災害救助現場での負傷者トリアージ支援

        • 建設現場での作業員の安全管理
        • 自治体・消防・自衛隊による大規模訓練や防災活動

          動画イメージ


簡易スペック(例)

通信方式 UWB(Ultra Wide Band)
検知距離 数十cm〜数十m(誤差数センチ設定に依存)
約40メートル対応も可能!
通知 ブザー / LED / スマホ通知
電源 リチウム電池(交換式) / 省電力モード
防水規格 IP54 以上(オプションで強化可)

 よくある質問(FAQ)

Q: UWBは屋外でも使えますか?
A: はい。屋外の林地や構内での運用に適しています。地形や障害物の影響はありますが、閾値調整で実用化できます。

Q: 導入の目安は?
A: まずは現場でのテスト導入(数台)をおすすめします。現場条件に応じて最適構成をご提案します。

Q: 検知範囲はどのくらいですか??
A: 周囲の環境によりますが、標準タイプ:最大約10メートル 誤差数センチ
中距タイプ:最大約40メートル 誤差数十センチ
注)40メートル以上はUWBでは精度が出ませんので、別の方式LiDARスキャナになります。
*開発受託可能ですので、ご相談ください。

Q: TELEC取得?
A: 日本で使える電波認証取得(TELEC)しています。

Q: 重機と作業者の接近アラートに使えますか?
A: 周囲の環境によりますので、現場での実験を提案します。

📅 開発状況
本技術は、2025年7月30日付で公証人役場にて確定日付の認証を取得済みです。
現場隊員のTAGも同時開発中
今後は、実証試験と量産化に向けた改良を進めていきます。

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現場条件に合わせた最適な構成を無料でご提案します。

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